マンガから学ぶことは、数知れません。
やる気を出したいとき、負けたくないとき、誰よりも一生懸命に頑張らなければならないとき、マンガは心のガソリンを満タンにしてくれます。
今回は、マンガ『左ききのエレン』から、集中するコツを学んでいきましょう。
集中は3つの要素から成り立っている
マンガ『左ききのエレン』をご存知でしょうか?
『左ききのエレン』に登場する集中力に対する考え方が非常に分かりやすかったので、今回はそちらを参考に解説していきます。
集中力の質は、以下の3つの要素の掛け合わせでできています。まずは、それぞれの要素において自分がどの段階に当てはまるかを考えましょう。
集中力を構成する3つの要素
・集中力の長さ
集中力の継続稼働時間。休憩を挟まずとも、継続して業務に向かえるタイプかどうかを把握します。
集中力持続時間が「長い・普通・短い」の3段階で考えます。
・集中力の深さ
集中力の深度、耐久度。つまり、集中力の「強度」のことで、周囲の雑音などにとらわれずに作業に入り込めるかどうかを表します。
集中が「深い・普通・浅い」の3段階で考えます。
・集中力の速さ
集中深度が深まる速度。すぐにエンジンをかけられるかどうか、集中の瞬発力のことです。
集中までが「速い・普通・遅い」の3段階で考えます。

この27通りのパターンのうち、自分がどのパターンに当てはまるかを知れば、最大限集中できるスケジュールを組み立てることができるのです。
例を見てみましょう。
【タイプ①】
集中力の長さ:短い
集中力の深さ:深い
集中力の速さ:速い
という人は、細かく時間を設定して、一つの業務に集中すると、より効率的。
【タイプ②】
集中力の長さ:長い
集中力の深さ:浅い
集中力の速さ:速い
という人は、業務にのめり込むことはできないが、マルチに業務を遂行できる。一つに集中せず広範囲に複数の業務をこなすのが効果的。
より詳しい内容は、『左ききのエレン』原作者であるかっぴー氏が書いたnoteを確認してみてください。(このnoteは、『左ききのエレン』に登場する架空の書籍『才能の正体(真城学・著)』を再現したものです)
『左ききのエレン』から学べる仕事への取り組み方や、メンタルの考え方は、非常に参考になります。ぜひ一度手に取ってみてください。
集中するのにおすすめのアプリ
集中のタイプが分かったら、自分の適切な時間分集中して業務に取り組みましょう。
集中するのにおすすめなアプリもあります。ずばり「集中」というアプリです。

「集中」アプリの使い方
1.集中するタイマーをセット(10、25、60分から選択。自分で任意の時間も設定可能)
2.集中スタート
3.タイマーが鳴ったら集中できたかチェック
4.休憩(タイマーセット可能。3、5、10分、もしくは自分の任意の時間)
5.1に戻る
集中する時間と休憩する時間をセットして使用するのですが、ただのタイマーセットアプリと勘違いしてはいけません。
このアプリでは、集中し終わったときに、どれだけ集中できたかを自己採点し、それをあとから振り返ることができる機能があります。
どのタイミングで集中できるのか、そして、先ほどの自己判断による集中のタイプ分析は正しいのかが、このアプリで分かります。
そして何より、ワードセンスが良いのです。終わったときにユーモアあふれる言葉で褒めてくれます。ぜひ活用してみてください。

(集中し終わったあとの画面。地味に嬉しい)
マンガ『左ききのエレン』とは
天才になれなかったすべての人へーー
作者について
1985年神奈川生まれ。株式会社なつやすみ代表。武蔵野美術大学を卒業後、大手広告代理店のアートディレクターとして働くが、自分が天才ではないと気づき挫折。WEB制作会社のプランナーに転職後、趣味で描いた漫画「フェイスブックポリス」をnoteに掲載し大きな話題となる。2016年に漫画家として独立。自身の実体験を生かしてシリアスからギャグまで、様々な語り口で共感を呼ぶ漫画を量産している。(cakesより引用)
あらすじ
物語は、広告代理店に勤める若手デザイナー、朝倉光一が中心となって展開されていきます。
【あらすじ】
主人公・朝倉光一は、会社に寝泊まりしながら努力の日々を重ね、ようやくある大きな仕事を勝ち取る。
しかし、その数日後、会社から納得できない理由で仕事を取り上げられてしまった彼は、どうしようもない気持ちのまま、横浜の美術館に向かっていた。
そこは、彼が初めて「エレン」という才能と出会った場所で…
というところから物語がスタートするわけですが、本当に、大人でも心を抉られつつ胸が熱くなる、そんな展開となっているのでぜひ手に取っていただきたいです。
その中で、今回紹介した「才能とは、集中力の質である」という話になっていくわけです。原作版では19話、リメイク版では31話で読めます。
ぜひぜひ一度読んでみてください。きっと、心が熱くなるはずです。