サイト運営をしていくなら、Googleアドセンスには早い段階で合格しておきたいものです。
今回は、どうしたらGoogleアドセンスに合格できるのかを、10回以上アドセンス審査に落ちた僕が、ようやく合格するまでに実践した「3つの基本&4つの改善ポイント」に代えて紹介していきます。
この記事を読めば、アドセンス合格に向けた対処法が分かります。ぜひ参考にしてください。
「アドセンス合格」基本の3つ
僕がお伝えするアドセンス合格への道のりとしては
「申請する前から合格まで一貫して続けた(合格後も続ける)」基本のポイント3つ
+
「審査に落ちてから徐々に変えた」応用のポイント4つ
の7つとなります。
まずは基本の3つを見ていきましょう。
①コンテンツは増やし続ける
アドセンスの各状況における当サイトのコンテンツ数は、以下の通りです。(固定ページは含まない)
各状況におけるコンテンツ数
最初に申請を出したとき
2020年4月12日:全カテゴリ合計3記事
初めて落ちたとき
2020年4月18日:合計7記事
アドセンスに合格したとき
2020年6月3日:合計15記事
コンテンツの量に関して、Googleは明確な目標値を設定していません。
しかし、「ユーザーの興味を引く独自のコンテンツがあるか」どうかは、アドセンスの利用条件になっていると明記しています。(参考:AdSenseヘルプ)
「ユーザーの興味を引く独自のコンテンツ」については、次の段落で解説しますが、オリジナルコンテンツが評価されるのであれば、それがあればあるだけ評価が上がるのは、当然といえるでしょう。
②文字数は意識しない(質を意識する)
文字数に関しても、Googleはアドセンス合格にあたって明確な記載をしていません。
よく言われるような
「最低でも1000文字以上の記事を書くことが合格の秘訣」
「3000文字以上が妥当な合格ライン」
といったことは、正確にいえば間違っているといえるでしょう。文字数に関する記載はないからです。
ではGoogleはアドセンス合格にあたって、何を重要視しているのでしょうか。
ここででてくるのが、前述の「ユーザーの興味を引く独自のコンテンツ」です。
ここをしっかりと掘り下げることは、アドセンス合格につながるだけでなく、SEOにも効果があるので、少し詳細に見ていきましょう。
「ユーザーの興味を引く独自のコンテンツ」とは
まず、Googleはアドセンス利用条件のひとつを、次のように記載しています。
最も重要なのは、専門家の知識、何かを改善する方法、クチコミ情報、自分のアイデアなど、他にはない独自のコンテンツを掲載することです。
(引用:AdSenseヘルプ)
上記をひとことでいえば、「コンテンツは良質であることが大切」と代えられます。
さらに「良質」をかみ砕くと
・確かな知識や経験に基づいた正しい情報かどうか
・ユーザーが求める情報かどうか
この2点に絞られるでしょう。

・自分の好きなこと(=深い知識があること)や経験談
・ユーザーが詳しく知りたいと思う情報
を発信していくことこそ、アドセンス合格においては重要です。
いずれにせよ、正しい情報を適切な量組み込んでいけば、文字数は自然と増えていきます。
文字数を意識すると、帳尻合わせのためにかえって変な文章になるので、それよりは正しい知識や経験量を増やしたほうが有益です。
POINT
・コンテンツは「良質」であるべき
・良質とは
「確かな知識や経験に基づいた正しい情報かどうか」
「ユーザーが求める情報かどうか」
の2点
・良質を目指せば文字数は自然と増える
(ユーザーが求める情報を知るには、たとえばキーワードプランナーで検索ボリュームを把握したり、Googleトレンドでユーザーが気になっている情報を調べたりする方法が考えられます)
③プライバシーポリシーの設定
プライバシーポリシーの設定は、サイトの信頼性・誠実性において非常に重要な意味を持ちます。
プライバシーポリシーとは、簡単にいえば、サイトで収集した個人情報の取扱いについてを記載したルールのことです。
サイトには必ずプライバシーポリシーページを設定しましょう。ぜひ当ページのプライバシーポリシーのページをご参照ください。
「アドセンス合格」改善の4つ
ここからは、アドセンス審査に落ちたあとに、改善したポイントを4つ紹介していきます。
④サイトのデザインを変えた
見やすさ、あるいは操作のしやすさは重視すべきだと、Googleアドセンスヘルプにも明記されています。
人の視線の動きなどを意識しつつ、レイアウトを見やすいように変更しましょう。また、メニューバーの設置も、使いやすさには重要だとGoogleは提言しています。
僕のサイトにおけるシンプルな変更点は以下の通りです。
また、現状なによりも重要なのは、「レスポンシブ対応しているか」です。
つまり、どのデバイスでも最適な表示のされ方がするかどうかは、確認する必要があります。
自身のサイトがスマホ対応していることは、アドセンス合格において欠かせません。まずは、モバイルフレンドリーテストで対応しているか調べてみましょう。
あるいは、レスポンシブ対応しているサイトは、ヘッダー部分に
meta name=”viewport” content=”width=device-width, initial-scale=1″
というコードが記載されているので、確認しましょう。



⑤参照サイトがあればリンクした
もちろん、著作権の観点から、むやみにリンクを増やすべきではありません。
しかし、公的機関やビッグサイトにて発表されている情報は、信頼性が高いです。そのような場合は、参照サイトとしてリンクを意識的につけていきましょう。
そうすることで、有益な情報を発信しているサイトとして認知されやすくなります。
⑥ほかの広告を必要最低限に抑えた
アドセンス広告と一緒に、ほかの広告を載せることは問題ないことは明記されています。
ただし、広告量が必要以上に多くなってしまうと、サイトは見にくくなり、本来ユーザーが得たい情報が広告に埋もれてしまいます。その場合、有益な情報を発信しているサイトとは見なされず、アドセンス審査に合格できません。
自身のコンテンツを広告が追いやってしまわないように、広告の数はアドセンス分を考慮しても1記事内に2~3つ程度に抑えましょう。
⑦プライバシーポリシーにアドセンスを追記した
これはミソだなと思ったのが
アドセンスに「合格していなくても」、プライバシーポリシーにはアドセンスを利用していると明記する必要がある
という点です。
合格してもしていなくても、アドセンス広告を利用したいのであれば、プライバシーポリシーにアドセンス広告を利用している旨を記載しましょう。
審査にかかった時間
最後に、初めて申請をしてから合格までの時間を説明しましょう。
といっても前述の通りですが、2カ月程度を要しています。
2020年4月~6月時点では、コロナウイルスの影響でチェックに時間がかかっていたのは確かです。
事実、僕も審査に落ちた理由はすべて「コロナウイルスにより審査ができない状態にある」というものでした。
通常よりも時間がかかるのは間違いありません。
とはいえ、合格している人はいます。上記に挙げた改善ポイントや基本を押さえて、トライ&エラーで挑戦していくことが大切です。
「次はどこを改善するか」を常に考える
アドセンスは基本何度でも申請可能です。
一発合格もすごいことですが、落ちることで、次はどうすべきか、何が足りないかと戦略を考えるクセがつきます。
コロナウイルスのような予想できない事態の影響もある中で、また、進化を続けるインターネットの世界において、サイトの「対応力」「応用力」を伸ばすことは非常に重要です。
アドセンスに何度落ちてもめげずに、落ちたときは「じゃあ次はどこを改善しよう」と次のステップに進めば、必ずいい方向に向かいます。