【身近なもので効果的に】オリジナルな息抜き方法を見つけよう

息抜き

「一に足腰、二に文体」という言葉をご存知でしょうか。むかし、村上春樹氏の小説を購入した際に、特典としてついてきたしおりにあった一文です。

村上春樹氏は走ることが日課だそうです。

ものすごく書ける日でも、あるいはまったく筆が進まない日でも、決まった文字数を書いたら手を止めて、走りに行く。

多くの物事に触れ、多くの感情と向き合い、それを文章に落とし込むためには、せっせこ動き回って、「書く」に耐えうる体力をつけなければなりません。

ただし、村上春樹氏のランニングについて僕は、身体的な健康はもちろん、『精神的な体力づくり』の意味合いもあるのではないか、と解釈しています。つまり、走ること=『息抜き』です。

今回は、「息抜きって何だろう」というところから、僕が実践している息抜きの方法、そして息抜きの見つけ方までをお伝えしていきます。

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『息抜き』って何だろう

『息抜き』とはそもそも何なのでしょうか。

息抜きを細かくいえば、ランニングはもちろん、誰かと話をしたり、紅茶を淹れたり、煙草を吸ったり、あらゆることが挙げられます。

そう、あらゆることが「息抜き」として挙げられてしまうがゆえに、何が自分に合っているかが分からなくなる。そうして、本当の意味で息抜きできないまま、作業に支障をきたすレベルで集中力がどんどん削がれていってしまうのです。

もっと根本的な部分の「息抜き」とは何なのか、まずはそこからひも解いていきましょう。

逆説的に考える

本当の「息抜き」について知るためには、逆の考え方をしてみましょう。

では、「息抜き」の反対、「息が抜けない」状況とは、どういう状況をいうでしょうか。

向かい合った男二人が、拳銃を突き付け合って、今にも引き金を引きそうである。こんな状況は、息が抜けないといえるでしょう。

または、試合終了5秒前、点差1点差のバスケットの試合、負けているチームからのボールインなんてのも息が抜けません。

つまり、切迫した状況、緊張感のあるシチュエーションが、息が抜けない状況だといえます。

ゆえに逆説的に考えれば、「息抜き」とは、そういった緊張や切羽詰まった環境とはまったく無縁の状態で行われる、「リラックスした状態で行われるもの」ということになります。

息抜き=好きなこと

では、「リラックスした状態で行われるもの」とは何なのでしょうか。

それはずばり、「好きなこと」です。

自分が、あらゆる緊張状態から解放されてのめり込めるもの。やらなければいけない作業も、先々のスケジュールも、あらゆる追求から逃れられる唯一の手段こそ、好きなこと=息抜きです。

それをすることで、初めて人は、心の体力を回復していきます。精神的な基礎値の幅を増やしていきます。

より集中して良いモノを生み出すためにも、本当の意味での「息抜き」を目指しましょう。

息抜き例~安藤遼佑の場合~

では、僕が実践している息抜きを3つ紹介していきます。

ギターを弾く

楽器を趣味の一環として、息抜きとして、手に取る人は多いでしょう。僕はギターを抱えてパソコンを打つこともよくあります。書くことにつまずけば、弦を触ります。抱き枕と同じ効果があるのか、落ち着きます。

ギターのメリットとしては以下が考えられるでしょう。

・ギター一つで音楽として形になる
・4~7つのコードを覚えれば100曲以上弾けるようになる
・安い

ギター一つで音楽として形になる

ギター、特にアコースティックギター一本あれば、弾き語りができます。ほかの楽器ではなかなか同じようにはいきません。ドラムはセット場所が必要だし、ピアノは抱えてパソコンに向かうことができない。

その点、ギターはそれ一つですぐに音楽の形を楽しむことができるのです。

好きな音楽を好きに弾いて歌いましょう。終わったころには言い得ぬ開放感が得られます。気になった新曲も、昔から続く楽曲も、アコースティックver.にしてみると、これが実に楽しい。

4~7つのコードを覚えれば100曲以上弾けるようになる

日本人に聴きなじみのあるコード進行というものがあります。過去より脈々と受け継がれたそのコード進行は、ほんの数個のコードでできています。

いくつかの簡単なコードを覚えれば、自分の好きな歌を弾けてしまうでしょう。おおざっぱに言えば、GReeeeNの『キセキ』も、スピッツの『チェリー』も5つ程度のコード、それも同じようなコード進行で構成されています。

愛されるコード進行は、文章においても同じく存在するでしょう。人の心を震わせる流れが存在していることを知っているか知らないかでは、大きく差が生じます。

安い

僕はいまだに、15年以上前に買った3万円くらいのMorrisのアコギを愛用しています。左利き用なので若干値上がりしていますが、右利きならばもっと安く手に入るでしょう。

3万円で一生ものが手に入ると考えたら、それほど高い買い物ではない気がしています。

猫を飼う

余談ですが、むかし、中学生のころ、クラス担任でもあった国語の先生が「ねこをネコと書くか猫と書くかで、ねこ特有の気品や愛らしさを操ることができる」と言っていたのを思い出します。言葉の面白さや、書き手の意図がそこに見え隠れします。

さて、猫を飼うのも息抜きの一つです。我が家には齢20歳になる猫がいます。

GONZO

He’s Gonzo

20歳になった今も階段を上り下りしており、彼から学ぶことは実に多い。一緒に家を探検するのも、新しい発見があるかもしれません。

何より彼らは、孤独な書き手の話し相手になってくれます。ときには、何かを語り掛けるかのように、向こうから話してくれることもあります。そのようなときは、書くということなどまったく頭から吹き飛んでしまうわけです。まさに息抜きです。

散歩する

村上春樹氏のように走りはしませんが、散歩はします。決まった時間に必ず、というわけではありませんが、散歩に出ては

街に出て、人に触れる。
風の音を聴いて、それを文字にしてみる。
歩くスピードのリズムに合わせて、語呂の良い言葉を作ってみる。

そういったことを、実践しています。

そうすることで、自分の中の重しが外れる気がするのです。固定概念という枷が外れて、体が軽くなった気がします。そうしてどんどんと新たな『体力』がついていく、そんな気がして帰宅します。

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どのようにして息抜きを見つけるか

さて、ギターも猫も散歩も、好きでなければ息抜きになりません。ではどのようにして息抜き、つまり好きなことを見つけるのでしょうか。

自分で作り上げていく

「みる」
・格好良いと思った楽器に実際に触れて「みる」
・気になった動物の名前の由来を調べて「みる」
・散歩がもたらす科学的効果を確かめて「みる」

ずばり、その対象を自らどんどん好きになっていくことが大切です。

たとえば猫でいえば、その名の由来はずばり「寝る子」だといわれています(※諸説あり)

彼らは一日に16~18時間寝ます。そんなに寝て、本来の「狩り」という役目に対してどう思っているのでしょうか。そんなことを調べたり考えたりするだけで、どんどん愛着がわいてきます。

このように、一歩一歩「息抜き」となる対象に近づいてみましょう。

自分から動き、対象のさまざまな面を知ることで、自分に合う息抜きかどうかが分かります。息抜きの対象には、合う合わないがあります。合わないものを、無理に続ける必要はありません。

息抜きは何でも良いです。ただし、対象と向き合いつつ、好きなことを息抜きにしましょう。

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