「背景編」「概要編」と続けてお届けしてきたVMware社のWorkspace ONE。
今回は最終回の「ベネフィット編」です。Workspace ONEが企業にどのような利益をもたらすのかを分かりやすく解説します。
Workspace ONE「背景編」「概要編」は以下の記事をご覧ください。
Workspace ONE導入で得られる3つのベネフィット
Workspace ONE導入で企業が得られる利益を3つ見ていきましょう。
管理者の負担軽減
Workspace ONE導入のメリットとしては、まず「管理者の負担軽減」が考えられます。
前回の概要編で、管理ツールの増加による管理環境サイロ化を防ぐのが、Workspace ONEであることをお伝えしました。
VPN接続、デバイス管理機能、シングルサインオンなど、Workspace ONEでできることは無数にあります。管理環境が一元化されることで、管理者の負担軽減率は、飛躍的に上昇することは間違いありません。
また、視認性にも優れており、グラフなどによって一目で管理状況が分かるダッシュボードは非常に評価されています。
さらに、管理環境の一元化によって、当然管理に対するコストの軽減も期待できます。新たな機能を追加するたびに、部署ごと、ユーザーごと、あるいはデバイスごとにかかっていた管理コストも、Workspace ONEによって縮小することができるでしょう。
セキュリティリスクの低減
2つ目が、「セキュリティリスクの低減」です。
Workspace ONE一つで、デバイスはもちろん、アプリ、サービスごとにプライバシーポリシーを設定できることを説明してきました。
加えて、Workspace ONEによってリモートワイプやリモートロックが可能です。万が一の紛失に備え、あらゆるセキュリティロックを組み合わせることで、強固な情報漏えい対策が実現できます。
従業員の生産性向上
3つ目が、「従業員の生産性向上」です。
Workspace ONEが変えてくれるのは、ずばり「従業員の働き方」です。
シングルサインオンによって、従業員は負担を感じることなくあらゆるアプリケーションに接続し、万全のセキュリティによって安全に作業に従事することができます。
・訪問先までの移動時間に、デバイス一つで社内にある最新技術資料を確認
・訪問中に仮想デスクトップを使うことで、高速ネットワークを要することなく顧客にデモ動画を閲覧してもらう
なども可能
Workspace ONEが実現する未来
あらゆるデバイスを一元管理し、あらゆる場所でデジタルワークスペースを提供してくれるWorkspace ONE。
Workspace ONEによって、企業はより安全に情報を管理することができ、一方で、従業員はより自由に働き方を選択できるようになります。
変貌を遂げる社会の在り方に対して、安全なデジタルワークスペースを提供してくれるWorkspace ONEを、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。