Webライターの案件もさまざまあるため、「どんなジャンルを狙えばいいだろう」と悩む人も多いです。
結論は、書きたいジャンルを書くべきです。
書きたいジャンルを書くことが、最終的に高い評価につながり、稼げることにもつながります。
一般的に稼げるといわれるジャンル
クラウドソーシングなどで単価が高いジャンルは、ある程度決まっています。
単価が高いとされるジャンル
・IT
・転職
・金融(資産運用や仮想通貨など)
・不動産
これらのジャンルは文字単価が2円以上であることも多く、人気の高い案件が多数あります。
特にITは、これから先、人々の生活の中心となっていく分野です。
・交通
・エネルギー
・リテール(小売り)
・家電
・ヘルスケア
・農業
などなど…
その影響力は上記含むさまざまな分野に及んでいくため、よりニーズの高まりが予想されます。
なぜ単価が高いのか?
勘のいい人はもうすでにおわかりかもしれませんが、これらのジャンルはなぜ単価が高いのかというと、ずばり、より人々の興味関心を引くジャンルだからです。
時代の流れに沿った分野は、一気に人の目を集める力があります。
働き方改革などによる会社の在り方の変化、人生100年時代や老後2000万円問題によって、人の興味は転職や資産運用に傾きました。
結果的にその業界は潤い、広告によりお金をかけられるようになったのです。
単価の高いジャンルは移り変わる
上記のことからいえるように、時代の流れが変われば潤う業界も変わります。
たとえば、5Gが発展することで、今後は動画ジャンルの熱が急激に高まると予想されます。
ITの発展は派生的にさまざまな分野を盛り上げます。ITの進歩スピードはめざましく、それゆえに単価の高い業界の移り変わりも激しくなるでしょう。
Googleの掲げる「良質なコンテンツ」を理解する
ここで、話はいったんそれますが、Googleが定める「良質なコンテンツ」について見ておきましょう。少し難しい話になりますが、Webライティングにとって重要な話なので、ぜひ読んでください。
Googleでは、「ジェネラルガイドライン」という、コンテンツにおける一般的な指針を公開しています。
このジェネラルガイドラインによれば、良質なコンテンツとは
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness (権威性)
- TrustWorthiness (信頼性)
が高いものと定義されています。これを俗に、それぞれの頭文字をとってE-A-Tと呼びます。
つまり、ほかのどのコンテンツより専門的な知識に基づいており、かつ発信者自身にも権威性があり(「誰が」発信しているかが重要視される)、そのうえに確かな信頼性(裏付け)があるかが、良質なコンテンツかどうかの基準になる、ということです。
ひとことでいえば、コンテンツとは、「ユーザーファースト」であるべきだとGoogleはいっています。
良質なコンテンツであれば、検索上位に上がる
上記のE-A-Tの基準に最適化されたコンテンツは、Googleから高い評価を受けます。
高い評価を受けるということは、必然的に検索上位に上がってくるということです。
検索順位に上がるということは、より多くの人の目に触れるということであり、コンテンツとして、つまり広告として価値が高いということでもあります。
広告として価値が高いものを発信できるということは、WebライターがWebライターとして、高評価を受けられる、ということでもあります。
書くべきジャンルが少しずつ見えてきたでしょうか?
自分の知識を発揮できるジャンルこそ、狙うべきジャンル
では実際に、冒頭に書いた「稼げるジャンル」で、誰よりも深い知識で、正確な内容をもって書けるでしょうか?
書けるのであれば問題ありません。どんどん単価の高い案件を獲得していきましょう。
もし書けないのであれば、そのジャンルを狙うのはいったんやめておきましょう。知識を十分に蓄え、自身でその分野に関するさまざまな経験をしてからのほうが、何倍も評価の高いコンテンツを発信できます。
自分で書きたいと思うような、興味関心があるジャンル。
どんどんその分野を経験し、ほかの誰にも負けないような知識量を得たいと思える、もしくはすでにその知識があるジャンルこそ、Webライターが狙うべきジャンルです。
なぜなら、そのほうがライターとして高い評価を受けられるからです。
知識・経験のあるジャンルを書く
↓
コンテンツが高い評価を受ける
↓
ライターとしての評価・信頼も上がる
↓
継続した案件を獲得できる
↓
さらに知識・経験を深堀りする…
このサイクルを生み出せれば、単価の高い案件を一発逆転的に狙わずとも、あなた自身の評価を上げることで、高い報酬を安定的に得られます。
書きたいことを徹底的に書き続けることが、稼げることにつながる
冒頭でもお話した通り、単価の高いジャンルは今後も移り変わります。
時代の流れを読むことももちろん大切です。ただし、それについて書くかどうかは別の話です。自分の現在の知識や経験、興味などをしっかり見定めてから、どんなジャンルを書くべきか決めましょう。
何か一つでも、誰にも負けないジャンルを極められれば、「広告塔としてのライター」という評価につながっていきます。