Webライターの仕事内容とは?実際の発注書を見ながら解説

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副業でも始められる手軽さや、在宅でできる自由さなどから、Webライターを始めたいと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、なんとなく「文章を書く」仕事ではあると分かっていつつも、その実態はほとんどの人がつかめていないのも事実です。

Webライターにおけるライティングは、実は紙媒体などとはまったく別物です。

今回は、Webライターという仕事について

・Webライターの仕事内容
・Webライターが覚えるべき仕事スキル

を紹介していきます。実際の発注書も見ながら解説していくので、ぜひ参考にしてください。

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Webライターの仕事内容とは

さっそく、Webライターの基本的な仕事内容を見ていきましょう。

SEOライティング

まずは、実際に僕がある企業様とのやり取りでいただいた発注書をご覧ください。

書き方はそれぞれで異なるかとは思いますが、おおむねこのような書式で

・報酬
・業務内容
・条件

などが記載されています。

業務内容に注目してみましょう。上記発注書の業務名には「SEO記事執筆」と記載されています。

皆さんが想像するWebライターの仕事としてはおそらく、この

「SEO記事執筆=SEOライティング」

があたるのではないか、と思います。

SEOとは
「Search Engine Optimization」の略。日本語では「検索エンジン最適化」と訳される。

ここではSEOについて詳しくは記載しませんが、かみ砕いていうと「検索エンジン(※)が、検索する人に対してどのような結果を示すツールであるかを理解し、その法則に最適化していくこと」という意味です。

(※検索エンジン=GoogleやYahoo!などに代表される検索サイトのこと)

よく

「SEOを駆使して検索ランキングの上位に表示させよう」

などと言われますが、これは厳密にいえば間違いです

SEOは検索順位を操作するようなテクニックではないからです。

SEOライティングとは

×「検索順位を上げるための執筆」
○「検索エンジンが作ろうとしている検索結果を理解したコンテンツ作り


ということになります。

SEOライティングは、ユーザーが欲しい情報やキーワードに沿ってコンテンツを構成していく必要があります。ここに、単純に自分の思想を文章として形に残すブログや、起こった事実に対して批評や解説をしたりするための文章との大きな違いがあるのが分かります。WebライターはSEOの知識がないと、そもそも成り立ちません。

もちろんWebライターにはSEOライティング以外にも

・インタビュー記事の執筆
・ニュースリリースの作成
・商品説明文
・SEOを無視したバズ目的の記事執筆

など、多くの仕事があります。しかし、Webという媒体に掲載される以上、ある程度SEOを意識して執筆する必要があります。

とはいえ「面白さ」を追求する

SEOには、ある程度の「要件」があります。検索エンジンの法則に則ることで、検索結果に優遇される可能性が高まります。

しかし当然ながら、誰もがその要件を満たし、同じキーワードを使えば、同じような文章が量産されてしまいます。

実際、テレワークのニーズが急激に増えた昨今において、Webライターを目指す、あるいは副業にWebライターを選択する人は増加しており、同時に似たようなコンテンツも爆発的に量産されているのも事実です。

飽きられない唯一のコンテンツを生み出すには、SEOの知識は大前提としてありながらも、自分にしかない「オリジナリティ」を出すことが大切です。独自性の追求が必要な点は、Webライティングにおいても、紙媒体においても、まったく同じことがいえるでしょう。

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Webライターが覚えるべき仕事スキル

Webライターの基本的な仕事内容をお伝えしました。今度はSEOライティングにおける、Webライターが覚えるべき仕事スキルを見ていきます。

以下の仕事スキルを身に付けることで、より質の高いWebライターを目指せるでしょう。

HTMLの知識

SEOにはさまざまな要件が挙げられますが、タイトルタグやalt属性の設定など、HTMLの知識、つまりコーディングスキルも欠かせません。

どのようなタグがあって、どういう役割を果たしているのかを少しでも知っておくと、よりハイクオリティなSEOライティングができます。

コーディングスキルを上げるには、何よりもまず自分でサイトを構築してみると良いでしょう。サイトを構築することで、サイトやコンテンツ作りの何が良くて、何がダメなのかを探ることができます。WordPressなどで、自分のサイトを構築してみましょう。

デザイン

サイトやコンテンツの見栄えは、ユーザーの可読性を向上させます。見やすいデザインであればあるほど、ユーザーの興味を引きやすくなります。

Webライターはまれに、アイキャッチ画像の選定を依頼されることもあります。

多くの場合、コンテンツに適した画像を、ダウンロードフリーの画像サイトから選定することになりますが、実はこの選定には非常に時間がかかります。1枚だけならまだしも、5枚程度選定する必要があれば、慣れていないと一時間程度かかってしまうことも少なくありません。

また、時間がかかるにもかかわらず、使用するのはダウンロードフリーの画像なので、どこかのコンテンツと似通ってしまう可能性も生じます。そうなると、ユーザーに既視感を与え、「このサイト見たことあるな…」とサイトやコンテンツからの離脱率を高めてしまいます。

しかし、このとき、CanvaPhotoshopなどのデザインツールを使って、オリジナルアイキャッチ画像の作成や編集ができれば、より独創性のある質の高いコンテンツを生み出すことができます。

無料デザインツールCanvaについては、以下の記事もご参考にどうぞ。

オリジナルの画像作成ができることは、強みにもなります。ときには、報酬をアップさせる交渉手段としても利用できるでしょう。

アイキャッチ画像の選定を依頼されたら、デザイン力を活かして、報酬アップの交渉をしてみましょう。

本を読むスキル

情報を発信する側としては、できるだけ一次情報に触れたうえで、信用度が高く、新鮮な情報を発信することは義務といえます。Webライターなら、常に正しい情報を発信していきましょう。

Webサイトやコンテンツの中には、だれが書いたか分からないものもあります。例を挙げましょう。

コンテンツ作成例

①FP(ファイナンシャルプランナー)3級の資格を持つ、飲食店勤務のAさんが書いた株式投資のWebコンテンツ

②FP1級の資格を持つ、30年銀行に勤めたBさんが執筆した不動産投資に関する本

③まったく金融系資格を持たないCさんが、Aさんが書いた記事などをネットで調べながら真似て書いた投資系Webコンテンツ

もっとも信頼性が高く、それでいて鮮度の高い情報を発信しているのはBさんだといえます。反対にCさんが書いた記事は、信頼し得るには情報源が乏しいといえるでしょう。

もちろん、ネット上にもしっかりと知識のある著者が書いたと分かるものや、公的機関が発表しているものもあります。

とはいえ、できるだけ「本を読む」ことを習慣付け、常に自分の知識を新鮮な一次情報でリライトしていくことが大切です。

本を読むことで、言い回しの引き出しを増やすこともできます。文章を書く仕事に携わる以上、多くの表現や言葉には触れておくべきでしょう。

Webライティングのスキルを上げるために、とりあえず読んでおくべきおすすめ本はこちら。

『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—』 言わずと知れたWebライティングの入門書的存在。マンガ的に構成されているので、すぐに読み終えることができます。Webで成果を出したいなら、読んでおいて損はありません。

10年つかえるSEOの基本 その名のとおり、10年使えるSEOの基本を押さえた初心者向け教科書。というかこれさえ押さえておいて、「SEOとは?Googleがやりたいこととは?」がわかれば、ほかのSEO本を買う必要はありません。

ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則 上の2冊を読んだあとに読みましょう。Webライティングの中で、「面白さ」を追求していくために必須です。

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ライティング初心者は、とりあえず上記の3冊を読めば十分です。あとは、積極的に何かを経験し、知識を「掘り下げる」作業をしましょう。

Webライターはあくまで「読み手の疑問を解決」している

Webライターの仕事において、とりわけSEOライティングは、あくまで「検索エンジンを使って検索をしている人の疑問を解決」しています。読み手が使うであろうキーワードや、さまざまな手法を駆使して「あなたに呼び掛けています」と、アプローチを仕掛けていくのです。

そこにはある程度の決まったやり方があり、フォーマットに沿って進めていく必要があります。

とはいえ、「面白さ」がないと誰の目にも留まりません。基本となるフォーマットは押さえつつも、自分だけが発することのできる言葉で、独自性をもってコンテンツを構築していく必要があります。

Webライターは、確かに副業でもできるかもしれません。在宅で自由に取り組むこともできます。しかし、簡単にできるものではありません。Webライターの仕事内容を今一度確かめて、責任をもって質の高いコンテンツを生み出しましょう。

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